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震度6弱以上の地震予測、日本地図に当てはめると…⇒千葉市85%、横浜市82%

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政府の 地震調査委員会「全国地震動予測地図」 の 最新版を公表した。
政府の地震調査委員会は6月26日、今後30年以内に震度6弱以上の地震の発生確率などを推計した「全国地震動予測地図」の最新版を 公表した 。
予測地図の公表は、2017年4月以来の1年2カ月ぶり。最新版では、2018年1月1日時点の「今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに見舞われる確率」などが示されている。
全国地震動予測地図2018年版(地図編)より
地図上では、確率が高い場所ほど濃い赤色で示され、相対的に確率が低い場所は黄色で色分けされている。日本列島全体をみると、北海道の太平洋側、関東から四国の太平洋側で赤色が濃くなっていることがわかる。
全国地震動予測地図によると、震度6弱以上の地震発生確率が上位の地域は以下の通り。
全国地震動予測地図2018年版より作成
全国地震動予測地図2018年版(地図編)より作成
千島海溝沿いで発生するプレート間巨大地震および超巨大地震(17世紀型)を新たに評価し、今後M8.8以上の巨大地震の恐れがあると見直された。そのため、北海道東部を中心に高い確率が示された。
全国地震動予測地図2018年版(地図編)より作成
関東地方や太平洋に面した東海地方では、首都直下地震や南海トラフの巨大地震などが想定されており、確率が高くなっている。
全国地震動予測地図2018年版(地図編)より作成
南海トラフ巨大地震の想定や、中央構造線断層帯などの活動の評価が見直され、確率が上昇した。
地震調査研究推進本部
確率が低いとされる日本海側の地域でも、過去には「日本海中部地震」(1983年、M 7.7)、「福岡県西方沖地震」(2005年、M 7.0)、「能登半島地震」(2007年、M 6.9)など、大きな地震が発生している。
「兵庫県南部地震」(1995年、M 7.3)、「熊本地震」(2016年、M 7.3)などは、確率が比較的高いではあったが、直近には大地震が起きていなかった場所で発生した。
震度6弱以上の発生確率がゼロの地域は1つもない。どこであっても、地震に対する備えが必要だ。

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