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文化財にも被害 修復に向け片づけ 愛媛 大洲

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愛媛県大洲市では、 記録的な豪雨の 影響で埋蔵文化財を保管している倉庫が水没したことから、 市は文化財の 修復に向けて倉庫の 片付…
愛媛県大洲市では、記録的な豪雨の影響で埋蔵文化財を保管している倉庫が水没したことから、市は文化財の修復に向けて倉庫の片付け作業を進めています。 大洲市肱川町にある市の倉庫には、市内で出土した弥生時代の土器や江戸時代の大洲城の屋根瓦といった埋蔵文化財およそ2万点が保管されています。 しかし、豪雨により近くの肱川が氾濫した影響で、高さ2メートルほどある倉庫が天井まで浸水し、文化財が水につかったり、保管していた箱が倒れて床に散らばったりする被害が出ました。 このため大洲市は文化財の修復に向けて倉庫の片づけ作業を進めていて、19日は市の担当者のほか、ボランティアで集まった愛媛大学の専門家や学生などが、倒れた木製の棚をチェーンソーで切断したり、箱にたまった水を流したりしていました。 市によりますと、地図や写真はカビが生えやすいとして運び出しをすでに終え修復に取りかかっている一方、瓦や土器の破片などは量が多く泥がついたままで、今後はこれらを洗浄する作業が必要だということです。 文化財を担当する市の職員は被災者支援の業務も同時に行っていて、大洲市教育委員会の岡崎壮一係長は「市民の生活支援を第一に行っているため、文化財の整理は後回しになってしまうが、時間を見つけて作業を進めていきたい」と話していました。

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