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マクロン氏「欧州軍」の真意を釈明

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【パリ賀有勇】 パリを訪問したトランプ米大統領は10日、 仏大統領府でマクロン大統領と会談した。 北大西洋条約機構(NATO)の 公平な分担金を求めるトランプ氏に対し、 マクロン氏は「責任の 分担が必要だ」 と述べて理解を示すと共に、 欧州の 防衛力を強化する考えを示した。
【パリ賀有勇】パリを訪問したトランプ米大統領は10日、仏大統領府でマクロン大統領と会談した。北大西洋条約機構(NATO)の公平な分担金を求めるトランプ氏に対し、マクロン氏は「責任の分担が必要だ」と述べて理解を示すと共に、欧州の防衛力を強化する考えを示した。
マクロン氏はトランプ氏訪仏に先立つ6日、仏ラジオで、トランプ氏が中距離核戦力(INF)全廃条約を破棄する意向を示したことに言及したうえ、米国の力に頼らず有事に対応できる「真の欧州軍」の必要性を説いた。これに対し、トランプ氏は9日、ツイッターで「侮辱的だ」と批判し、「NATOの公平な分担金をまず支払うべきだ」とけん制していた。
AFP通信によると、仏大統領府関係者は「米国に対抗するために欧州軍が必要だと発言したわけではない」と釈明している。マクロン氏もトランプ氏との会談で「欧州の安全保障を米国だけに頼ることは不公平。責任の分担のためにも欧州の防衛力強化が必要だ」と説明した。

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