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池江が自身の日本記録塗り替え優勝 女子100バタ

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短水路(25メートルプール)で争う競泳の ワールドカップ(W杯)第6戦東京大会の 最終日は11日、 東京辰巳国際水泳場で行われ、 女子100メートルバタフライで18歳の 池江璃花子(ルネサンス)が自身の 日本記録を塗り替える55秒31で優勝した。 2位は世界記録保持者の サラ・ ショーストロム(スウェーデン)だった
短水路(25メートルプール)で争う競泳のワールドカップ(W杯)第6戦東京大会の最終日は11日、東京辰巳国際水泳場で行われ、女子100メートルバタフライで18歳の池江璃花子(ルネサンス)が自身の日本記録を塗り替える55秒31で優勝した。2位は世界記録保持者のサラ・ショーストロム(スウェーデン)だった。男子400メートル個人メドレーは萩野公介(ブリヂストン)が4分1秒93で制した。
女子800メートル自由形は後藤真由子(Jaked)が8分19秒74で勝った。女子200メートル個人メドレーは大橋悠依(イトマン東進)が日本記録を更新する2分5秒29で2位に入った。優勝はカティンカ・ホッスー(ハンガリー)で2分4秒65。
男子100メートル背泳ぎは徐嘉余(中国)が48秒88の世界新記録で優勝した。
ショーストロムと並んで最終のターンを迎えた。池江が浮き上がりで前に出た。「速く回そう、速く回そう」と刻んだストローク(腕のかき)で差を広げ、0秒25差で世界女王を振り切った。「まさか勝てるとは思っていなかった」。目を丸くして驚きながらも18歳が確かな手応えをつかんだ瞬間だった。
勝因は後半の粘りだった。前半50メートルは池江より身長が10センチ高くパワーで勝るショーストロムが先行。池江はそこから課題とする終盤のストロークテンポを落とさないことを意識した。追いつき、追い越し、「勝てると思ったのはラスト5メートル」。タッチ板をたたき日本記録を0秒33更新した。
池江は10月、ショーストロムが拠点とするトルコを訪れ、合同練習を行った。長水路のこの種目でリオデジャネイロ五輪を制し、自由形、バタフライ計4種目で世界記録を持つ女王の胸を借りた。自由形は圧倒されたが、バタフライでは負けていないことを確認した。
ショーストロムはレース直後はいら立ったが、「すばらしいレース展開だった」と池江をたたえた。雲の上の存在からライバルへ。最強女王を本気にさせる初勝利だった。【村上正】

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