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都市対抗野球に感動も…リストラ、休部に

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日産自動車会長の カルロス・ ゴーン容疑者(64)が19日、 同社の 有価証券報告書に自らの 役員報酬を約50億円過少記載した容疑で東京地検特捜部に逮捕された。 ゴーン会長は日産の 最高執行責任者(COO)に就任した直後の 1999年7月、 社会人野球・ 都市対抗大会を観戦した。 「社員の 帰属意識を向上させる」 と企業ス
日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)が19日、同社の有価証券報告書に自らの役員報酬を約50億円過少記載した容疑で東京地検特捜部に逮捕された。ゴーン会長は日産の最高執行責任者(COO)に就任した直後の1999年7月、社会人野球・都市対抗大会を観戦した。「社員の帰属意識を向上させる」と企業スポーツに理解を示し、業績悪化で休部の危機にあった運動部を存続させた。
99年7月29日の第70回都市対抗野球大会2回戦。横須賀市・日産自動車-府中市・東芝府中の試合が行われた東京ドームにゴーン会長が姿を現すと「ゴーン、ゴーン」のコールで迎えられた。試合は6-3で勝った。ゴーン会長は「野球部が企業文化の一部だということは十分理解している」と感想を語り、試合後は応援団に「みなさんが応援している姿に感動しました」と日本語であいさつした。
しかし、ゴーン会長は「コストカッター」とされ、日産はゴーン会長が社長を務めていた2009年2月、世界的な金融危機を受けたリストラ策として、野球部、陸上競技部、卓球部の休部を発表した。【角田直哉】

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