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2020年に北海道立高の3年生が自殺 いじめ調査部会が報告書

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北海道立高校に通っていた生徒(当時3年)が2020年に自殺していたことが、明らかとなった。遺族から指摘を受け、調査した道教育委員会の諮問機関「道いじめ問題審議会」が2日に記者会見を開き、同じ高校の生徒からのいじめを認定した上で、「いじめだけで自殺となったかは判断できないが、関連性がないとは断言でき
北海道立高校に通っていた生徒(当時3年)が に自殺していたことが、明らかとなった。遺族から指摘を受け、調査した道教育委員会の諮問機関「道いじめ問題審議会」が 記者会見を開き、同じ高校の生徒からのいじめを認定した上で、「いじめだけで自殺となったかは判断できないが、関連性がないとは断言できない」とした。一方で、学校や道教委の対応に問題があったことも明らかになり、遺族が説明を求めている。
 審議会が設置した調査部会の報告書によると、自殺した生徒は18年度に複数の生徒から悪口を言われるようになった。20年度には無料通信アプリ「LINE(ライン)」で複数の生徒から「キモい」「汚い」「死ね」などと言われ、調査部会はこうした事実などをいじめと認定した。
 自殺した生徒は周囲に「どこにいても居場所がない気がする」と相談し、SNS(ネット交流サービス)には「頑張って生きてるだけでなんでこんなに言われなきゃいけないんだろう」などと投稿していた。教員にも「授業に行くと、嫌なことを言われる」と打ち明け、学校側は教員による個別面談などを行ったが、組織的な対応ではなかったという。
 調査部会長の平野直己・北海道教育大教授(臨床心理学)は「(自殺した生徒は)いじめ以外にも、一生忘れられない重みや傷につながるような可能性を持つ人生のイベントを経験しており、いじめだけが(自殺の)要因かは分からない」としつつ、「いじめはストレスのわずかではなかった」と話した。
 一方、自殺直後に学校が道教委に提出した「自殺背景基本調査(報告)」には、亡くなった生徒や保護者の名誉を傷つける内容が記され、学校側に都合の良い書類になっていた。保護者の修正要望は聞き入れられず、現在も謝罪はないという。平野部会長は「調査指針から逸脱した対応で、遺憾」と批判した。
 このほか、学校側は関係生徒の事情聴取を1カ月以上も行わず、いじめ防止対策推進法に基づく「学校いじめ対策組織」が形骸化していたことも判明。いじめに関与したとされる生徒が卒業後の聞き取り調査に「担任教諭に調査協力をした方がいいか尋ねたところ『必要ない』と言われた」と証言したという。
 報告書を受け遺族は、「学校側のいじめに対する体制の欠陥、事後の消極的な対応が露見し、怒りと不信感を抱かざるを得ない」と批判し、説明を求める意見書を道教委に提出。道教育庁学校教育局生徒指導・学校安全担当の伊藤伸一局長は会見で「対応に不十分な部分があった」と陳謝した。相談窓口
・ 間子供SOSダイヤル
 いじめやその他の悩みについて、子どもや保護者などからの相談を受け付けています。原則として電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関につながります。
 0120・0・78310=年中無休、 間。
・子どもの人権110番
 「いじめに遭っている」「家の人に嫌なことをされる」など、先生や親には話しにくい相談に法務局の職員や人権擁護委員が応じます。
 0120・007・110=平日の午前 半~午後 15分
・まもろうよ こころ(https://www.

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