Home Japan Japan — in Japanese 女性の立候補を資金面で支える「基金」立ち上げ。ジェンダー平等な社会に向け、次世代に「バトンを繋ぐ」クラファンも開始

女性の立候補を資金面で支える「基金」立ち上げ。ジェンダー平等な社会に向け、次世代に「バトンを繋ぐ」クラファンも開始

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女性の立候補者を金銭面で支援する「わたしたちのバトン基金」が立ち上がった。ジェンダー政策に取り組む女性議員を増やすための新しい取り組みだ。
女性の立候補者を金銭面で支援する「わたしたちのバトン基金」が立ち上がった。ジェンダー政策に取り組む女性議員を増やすための新しい取り組みだ。
「日本には、ジェンダー政策に取り組む女性議員がもっと必要」ーー。
政治のジェンダーギャップ解消を目指す「FIFTYS PROJECT」が、女性の立候補を金銭面で支援する新しい取り組みとして「わたしたちのバトン基金」を設立した。 から基金への寄付を募りはじめた。
FIFTYS PROJECTではこれまでも、20・30代の女性(シス・トランスジェンダー)・Xジェンダー・ノンバイナリーの選挙立候補を支援してきた中で、供託金の支払いなど金銭面での不安が立候補の「壁」となっていると感じ、基金を立ち上げた。
の統一地方選挙に向けた取り組みで、候補者100人への支援を目指す。「立候補する人をひとりにしない」。女性の立候補を金銭面でサポート
FIFTYS PROJECTは、ジェンダー政策に取り組む女性議員を増やそうと 夏から活動を開始。今では支援した25人の女性が議員となって各地で活動している。
一方で、立候補を目指す女性を支援するイベントなどを開く中では、出馬を考える女性たちから、供託金など資金面で悩みを抱える声を聞いてきた。
「わたしたちのバトン基金」の代表を務めるFIFTYS PROJECTの能條桃子さんは 都内で開いた会見で、「立候補したいと考えてもお金が理由で実現できないという女性もいる。立候補したいという人が挑戦できる環境をつくりたい」と、基金立ち上げの背景を説明した。
「足元の暮らしがいっぱいいっぱいな上に、立候補にあたり退職すると、落選したら仕事も探さなければいけない。チャレンジしようとする決意を固める前に金銭的な面で諦めてしまう女性たちがたくさんいました。『子どもの教育資金のための貯金を切り崩してまで立候補していいのか』という悩みを打ち明けられたこともありました」
無所属での立候補には活動資金も必要だ。「立候補する人をひとりにしない」との思いで、 の統一地方選挙では、各候補者に市区議会選挙の供託金と同額である30万円を支援する。
全国に約3万人いる地方議会議員のうち、女性議員はわずか17.

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