フランス留学中の筑波大３年、黒崎愛海さん（２１）が行方不明になっている事件で、フランス検察当局者は３０日、殺人容疑などで国際手配した元交際相手のチリ人、ニコラス・セペダ・コントレラス容疑者（２６）の身柄拘束と引き渡しをチリ政府に要請したことを明らかにした。フランスのメディアが伝えた。 報道によると、フランス検察は証拠書類などを２５日付でチリに送付。チリ当局がセペダ容疑者の身柄を拘束した後はチリ最高裁が５０日以内に身柄引き渡しの可否を判断する見通し。 フランス検察は昨年１２月末、国際刑事警察機構（ＩＣＰＯ）を通じてセペダ容疑者を国際手配したが、フランスとチリの間には容疑者の身柄引き渡しなどの協定がないため、両国の外交当局が引き渡しを可能にするための交渉を続けていた。（共同）
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