30日、カナダ東部ケベックシティーのモスク(イスラム礼拝所)で起きた乱射事件の犠牲者を悼み、花を手向ける市民(AFP=時事)
【ニューヨーク時事】カナダ東部ケベックシティーのモスク(イスラム礼拝所)で29日起きた銃乱射事件で、公共放送CBC(電子版)などによると、地元当局は30日、殺人容疑などで大学生アレクサンドル・ビソネット容疑者(27)を訴追した。警察は動機を明らかにしていないが、カナダのメディアは容疑者がインターネット上で、極右的な投稿を繰り返し、トランプ米大統領への支持も表明していたと伝えた。 マララさん「胸張り裂けそう」=トランプ氏の難民制限に懸念 ビソネット容疑者はフランスとカナダの二重国籍者。地元紙ルジュルナル・ド・ケベック(電子版)などが伝えた知人の話によると、昨年ケベックシティーを訪問した仏極右・国民戦線のルペン党首に刺激を受け、ネットに頻繁に極右的な投稿をするようになった。知人の1人は「明らかにトランプ氏を支持していた」と語った。 関係者はロイター通信に「一匹おおかみ型」の犯行だとの見方を示した。これに先立ち地元警察は、事件直後に逮捕した2人のうち1人は目撃者で、誤認逮捕だったと発表。カナダのメディアによれば、この人物はモロッコ系の男性という。 カナダのトルドー首相は30日、議会で「間違いなくこれはテロ攻撃だ」と改めて非難した。(2017/01/31-11:29)
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