１日の東京外国為替市場は、アメリカのトランプ大統領が「通貨安に誘導している」などと日本の為替政策を批判したことから円を買ってドルを売る動きが進みましたが、その後、値下がりしたドルが買い戻され、円相場は、小幅な値動きとなりました。 午後５時時点の円相場は、３１日と比べて４銭円安ドル高の１ドル＝１１３円５６銭から５８銭でした。 一方、ユーロに対しては、３１日と比べて９７銭円安ユーロ高の１ユーロ＝１２２円４３銭から４７銭でした。 ユーロはドルに対しては、１ユーロ＝１．０７８１から８２ドルでした。 市場関係者は「トランプ大統領の発言に対する警戒感が広がったが、実際に円安を是正する政策を実行するのか、わからないことに加えて、アメリカ経済は底堅いという見方が根強いことから、値下がりしたドルが買い戻された。投資家の間では、日本時間の午前４時ごろ発表されるアメリカの中央銀行に当たるＦＲＢ＝連邦準備制度理事会の会合の結果に注目が集まっている」と話しています。
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