【ロサンゼルス=田原徳容、 ワシントン=岡部雄二郎】 イスラム圏7か国からの 米国入国などを制限する大統領令を巡り、 米カリフォルニア州の 連邦控訴裁判所は7日午後(日本時間8日午前)、 トランプ米大統領の 意向を受けて大統領令の 継【国際】
【ロサンゼルス=田原徳容、ワシントン=岡部雄二郎】イスラム圏7か国からの米国入国などを制限する大統領令を巡り、米カリフォルニア州の連邦控訴裁判所は7日午後(日本時間8日午前)、トランプ米大統領の意向を受けて大統領令の継続を求める司法省と、大統領令の差し止めを求めた西部ワシントン州の、それぞれから意見を聞いた。 双方とも従来の主張を変えず、平行線のまま控訴裁の判断を仰ぐことになった。 裁判官は「できるだけ早く決定を出す」と述べた。10日までに判断を示すとみられる。 意見聴取は、裁判官3人が司法省と同州の代表から30分ずつ電話で主張を聞き、質問する形で行われた。 司法省は「国家の安全保障について決断するのは大統領だ」とし、大統領令の効力を差し止めた3日のワシントン州連邦地裁の命令を取り消すよう求めた。ワシントン州は、命令取り消しを認めれば「米国が混乱に戻る」と司法省の姿勢を批判した。
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