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巧者・鹿島、競り勝つ…ゼロックス杯

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サッカーの 富士ゼロックス・ スーパーカップは18日、 横浜・ 日産スタジアムで行われ、 昨季の J1王者の 鹿島が同2位の 浦和を3-2で降した。 鹿島は7年ぶり6回目の 優勝。 鹿島は前半39分、 遠藤がFKを直接決めて先制。 4分後に再び遠藤がゴール前でこぼれ球を押し込んだ。 その 後、 浦和に2点を許し追いつかれたが、 鹿島は後半38分に鈴木の ゴールで勝ち越した。 今季の J1は25日に開幕。 前後期の 2ステージ制とチャンピオンシップ(CS)は廃止し、 3季ぶりに通年の 1ステージ制で実施される。
サッカーの富士ゼロックス・スーパーカップは18日、横浜・日産スタジアムで行われ、昨季のJ1王者の鹿島が同2位の浦和を3-2で降した。鹿島は7年ぶり6回目の優勝。鹿島は前半39分、遠藤がFKを直接決めて先制。4分後に再び遠藤がゴール前でこぼれ球を押し込んだ。その後、浦和に2点を許し追いつかれたが、鹿島は後半38分に鈴木のゴールで勝ち越した。今季のJ1は25日に開幕。前後期の2ステージ制とチャンピオンシップ(CS)は廃止し、3季ぶりに通年の1ステージ制で実施される。
鹿島が再び試合巧者ぶりを示した。中2日でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦、さらに中3日で今季Jリーグが開幕と密度の濃い戦いが続くが、新戦力も含め現状の主力をずらりと先発に並べ、全力で勝利をもぎ取った。
先制は前半39分のFK。MF遠藤が日本代表GK西川も動けないゴール右隅へ蹴り込むと、4分後には新加入のMFレオシルバの絶妙なスルーパスを起点にこぼれ球を再び遠藤が押し込んだ。
守備が甘くなり立て続けの2失点で後半追いつかれたのは反省点だが、勝ちきるところは鹿島らしさ。38分、途中出場のFW鈴木がロングボールに対応した相手DFの処理が甘くなったところを「狙っていた」とさらって決めた。
今季始動から1カ月。FWペドロジュニオール、GK権純泰ら新加入選手も早々と順応していることを示せたのも収穫だ。「修正点も話し合いながらやればやるほど相手にとって嫌なチームになれる」とMF土居。
鹿島は勝つことで強さを増してきたチーム。悲願のACL制覇を含めて全タイトルを狙い、そのためのスタートダッシュでもある。「新しい選手が思った以上に早く戦術を理解してくれている」と石井監督。長丁場の過密日程でも戦い抜ける手応えを得ているようだ。【大島祥平】
○…浦和は後半から投入された興梠が前線に活力を与えた。中央でボールを保持してサイドにスペースを生み、攻撃にリズムをつけた。ゴール前に切れこんで相手の反則を誘ってPKを得ると、自ら冷静に決めた。直後にはズラタンのシュートがこぼれたところを武藤が押し込み、2点差を追いついた。最後は守備のミスから崩れたが、興梠は「前半はバタバタした感じだったので、前の選手がボールを収めることが必要と思った。自分たちがやりたいサッカーができて、一時同点に追いつけたのはよかった」と開幕に向けた収穫を強調した。

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