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日本遺族会:青年部を再結成 孫・ひ孫が遺骨収集

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24日に東京都内で結成式 太平洋戦争の 戦没者遺族らでつくる国内最大の 遺族団体「日本遺族会」 が青年部を結成する。 これまでの 活動は戦没者の 子ども世代が担ってきたが、 平均76歳と高齢化しており、 戦没者の 孫世代(40歳代)に遺骨収集などの 活動を引き継ぐ。 24日に東京都内で結成式を開く。
太平洋戦争の戦没者遺族らでつくる国内最大の遺族団体「日本遺族会」が青年部を結成する。これまでの活動は戦没者の子ども世代が担ってきたが、平均76歳と高齢化しており、戦没者の孫世代(40歳代)に遺骨収集などの活動を引き継ぐ。24日に東京都内で結成式を開く。
遺族会の前身は1947年に設立され、遺族の福祉向上や慰霊活動を続けてきた。両親や妻が中心だった1960年にも子どもらが「青年部」をつくったが、その世代の年齢も「青年」を上回り、99年に解散。現在は、子ども世代が活動の中心だ。だが、会員の高齢化によって、80年ごろに100万世帯だった会員数は87万世帯に減っている。
遺族会の主な活動は遺骨収集への参加。だが、2週間程度にわたって炎天下の硫黄島や極寒のシベリアで作業するのは「高齢の遺族には厳しい」と指摘され、担い手不足が課題となっていた。
青年部は戦没者の孫やひ孫らが対象。2011年以降、都道府県単位では19都道県が先行して設立している。全国レベルで組織することによって、会員増や活動強化に取り組む。全国で計数千人の参加を目指す。
遺族会長の水落敏栄・参院議員(自民党)は「遺骨収集を体験し、二度と戦争をしてはいけない、遺族を生み出してはいけないという理念を引き継いでほしい」と話す。【熊谷豪】

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