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韓国初の女性外相 学者出身の康京和氏 野党側は批判

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韓国の 文在寅(ムンジェイン)大統領は18日、 外相に康京和(カンギョンファ)・ 元国連事務総長特別補佐官を任命した。 韓国で女性外相の 誕生は初めて。 康氏は学者出身で、 外交通商相(当時)補佐官を経て、 200…
韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は18日、外相に康京和(カンギョンファ)・元国連事務総長特別補佐官を任命した。韓国で女性外相の誕生は初めて。康氏は学者出身で、外交通商相(当時)補佐官を経て、2003年から国連で勤務し、グテーレス現事務総長の特別補佐官も務めた。 文氏は18日の任命式で「外交省は韓国最高のエリートの集まり」と語る一方、「今少し、外交官の奮起が必要だ」と指摘。日米中韓を中心とした外交を超え、「外交の多元化が必要だ」と語った。康氏も「組織内の文化を大きく変える必要がある」と述べた。 与党関係者は、康氏の起用について「女性で、(エリートの典型と言われる)外交官試験合格者でもソウル大出身でもない。文在寅政権の改革姿勢を示すために絶好の人材」と語った。 ただ、康氏は今月上旬に開かれた国会の人事聴聞会で、外交政策について不明確な答弁を連発。実際に住んでいない場所を居住地として届け出る「偽装転入」など過去の不祥事も発覚した。一方で2日には、元慰安婦らが共同生活を送るナヌムの家(京畿道広州〈クァンジュ〉市)も訪れ、「政治的な行動」との批判も浴びた。 野党は「外相として不適格」として、国会同意にあたる人事聴聞会の報告書採択に応じなかった。文政権が野党と対決路線を取ったことで、雇用対策や南北対話など、文政権が重視する政策の遂行はかなり難しくなったと言えそうだ。(ソウル=牧野愛博)

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