Home Japan Japan — in Japanese 金正恩氏「米行動もう少し見守る」 ミサイル発射巡り

金正恩氏「米行動もう少し見守る」 ミサイル発射巡り

288
0
SHARE

朝鮮中央通信は15日、 北朝鮮の 金正恩(キム・ ジョンウン)委員長が朝鮮人民軍首脳から米領グアム沖に向けたミサイル発射計画の 報告を受けたと報じた。 正恩氏は「朝鮮半島周辺で危険な妄動を
【ソウル=山田健一】朝鮮中央通信は15日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が朝鮮人民軍首脳から米領グアム沖に向けたミサイル発射計画の報告を受けたと報じた。正恩氏は「朝鮮半島周辺で危険な妄動を続けるなら、既に明らかにした通り重大な決断を下す」と米国をけん制する一方、「米国の行動をもう少し見守る」と述べ、すぐには発射に踏み切らない姿勢をみせた。 米領グアム沖へのミサイル発射計画について検討する金正恩氏(撮影日不明、第三者提供)=ロイター 同通信によると、正恩氏は14日に戦略軍司令部を視察。その後、軍からミサイル計画の報告を受け、長時間具体的に検討し、議論した。同氏は計画を「緻密で用意周到」と評価。「常に発射態勢を整えておかねばならない」と指示した。 北朝鮮は同氏が決断したときに、中距離弾道ミサイル「火星12」4発をグアム沖30~40キロメートルの海上に向けて発射するとしている。14日には「米国はわれわれに対する傲慢な挑発行為と一方的な強要を直ちにやめるべきだ」と話したといい、現時点で発射命令は出していないもよう。米国をけん制しつつ、交渉のテーブルにつかせる駆け引きを狙っているとみられる。

Continue reading...