宇都宮市西刑部町（にしおさかべまち）の 知的障害者施設「ビ・ ブライト」 で４月に入所者の 男性（２８）が大けがを負った事件で、 栃木県警は施設で働いていた男（２２）と施設の 元職員の 女（２５）を傷害容疑で逮捕…
宇都宮市西刑部町（にしおさかべまち）の知的障害者施設「ビ・ブライト」で４月に入所者の男性（２８）が大けがを負った事件で、栃木県警は施設で働いていた男（２２）と施設の元職員の女（２５）を傷害容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。 女は連絡が取れなくなっており、県警が行方を追っていたが、捜査関係者によると、１３日未明に女を逮捕したことがわかった。男は知的障害があり、施設によると、３年前に施設に入所し、事件当時は研修の形で働いていたという。 捜査関係者によると、２人は共謀したうえで、４月１５日、入所者の男性をモップで殴るなどし、腰椎（ようつい）骨折など全治６カ月の重傷を負わせた疑いがある。男性は脾臓（ひぞう）からも大量に出血した。一時意識不明になったが、回復し、現在は命に別条はないという。目撃証言などから容疑が固まり、逮捕したという。 運営する社会福祉法人「瑞宝会」（同市）の土屋和夫理事長（５９）によると、男は２０１４年に施設に入所。本人の意思で施設で働くようになったという。女は数年前からこの施設で勤務し、事件後の５月に転勤したという。
