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「彫り物文化なくなる」業界に落胆と危機感 タトゥー裁判有罪判決

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医師免許なしでの タトゥー施術が犯罪かどうかが争われた医師法違反事件で、 27日の 大阪地裁判決は「有罪」 と結論付けた。 増田太輝被告(29)が略式起訴された2015年…
医師免許なしでのタトゥー施術が犯罪かどうかが争われた医師法違反事件で、27日の大阪地裁判決は「有罪」と結論付けた。増田太輝被告(29)が略式起訴された2015年には同様の摘発が相次ぎ、危機感を抱いた一部の彫師らは認可制導入を求める署名活動も展開。ある彫師は「このままでは彫り物の文化がなくなる」と肩を落とした。 増田被告が摘発された15年夏。大阪府内でタトゥースタジオを開く40代の男性彫師の元にも府警の警察官7人が突然やってきた。インクなどを購入している薬品業者が摘発され、関係先として家宅捜索を受けた。 男性によると、増田被告らの摘発以降、看板を隠したり、ホームページを閉鎖したりする彫師が相次いだ。「コソコソすると非を認めることになる」。男性は従来通りの営業を続けた一方で「医師法での摘発がまかり通れば、日本中の彫師に適用されてしまう」と危機感も抱いた。 同年秋には、彫師や愛好家が中心になって団体を立ち上げ、タトゥーに特化した法整備を求める約2万5千人の署名を集めた。増田被告が無罪になれば、強い後押しになると期待した中での有罪判決。男性は「スタジオの営業にも影響するだろう。このままでは彫師は地下に潜るしかなくなる」と話した。

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