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リニア建設工事 鹿島建設・清水建設に捜索 不正な受注調整疑い

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リニア中央新幹線の 建設工事をめぐり、 大手ゼネコン4社が不正な受注調整をしていた疑いがあるとして、 東京地検特捜部と公正取引委員会は独占禁止法違…
リニア中央新幹線の建設工事をめぐり、大手ゼネコン4社が不正な受注調整をしていた疑いがあるとして、東京地検特捜部と公正取引委員会は独占禁止法違反の疑いで「鹿島建設」と「清水建設」の本社を捜索し、強制捜査に乗り出しました。関係者によりますと4社の幹部らは品川駅や名古屋駅の新設工事など複数の工事で受注調整を繰り返していた疑いがあるということで、東京地検特捜部は「大林組」と「大成建設」についても、近く、独占禁止法違反の疑いで捜査を進めるものと見られます。 JR東海などが発注したリニア中央新幹線の建設工事をめぐっては、大手ゼネコン4社が事前に落札業者を決めるなどの不正な受注調整をしていた疑いがあるとして、東京地検特捜部は18日、独占禁止法違反の疑いで4社のうち「鹿島建設」と「清水建設」の東京の本社を捜索し、強制捜査に乗り出しました。 JR東海によりますと、これまでに発注されたリニア関連の工事のうち7割近くを「鹿島建設」「清水建設」「大林組」「大成建設」の4社の共同企業体がほぼ均等に受注していますが、4社の幹部らは品川駅や名古屋駅の新設工事などリニア関連の複数の工事で事前に落札業者を決めるなどの受注調整を繰り返していた疑いがあることが関係者への取材でわかりました。 特捜部と公正取引委員会は、大手ゼネコン4社による不正な受注調整によって公正な競争が妨げられ、発注額がつり上げられていた疑いがあると見て、近く「大林組」と「大成建設」についても独占禁止法違反の疑いで捜査を進め、巨大プロジェクトの入札の詳しい経緯の解明を進めるものと見られます。

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