【ニューデリー＝田尾茂樹】 ノーベル平和賞受賞者の マララ・ ユスフザイさん（２０）が２９日、 約５年半前にイスラム武装勢力の 銃撃を受けてから初めて、 故郷パキスタンに帰国した。 数日間滞在し、 アバシ首相との 面会などを予定してい【国際】
【ニューデリー＝田尾茂樹】ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさん（２０）が２９日、約５年半前にイスラム武装勢力の銃撃を受けてから初めて、故郷パキスタンに帰国した。
数日間滞在し、アバシ首相との面会などを予定しているという。
ＡＦＰ通信によると、２９日未明、首都イスラマバードの空港に両親らとともに到着した。
マララさんは、パキスタンで女子教育を否定するイスラム武装勢力によって弾圧される学校の実態などを告発、２０１２年１０月に頭を銃撃されて重体となり、搬送された英国の病院で一命を取り留めた。
治療後、両親と英国で暮らし、女子教育を支援するための「マララ基金」を設立。世界に活動の場を広げて女性が教育を受ける権利を訴え、１４年に史上最年少でノーベル平和賞を受賞した。
