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比嘉、あるまじき失態=ネリの悪夢消えぬ中で

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比嘉が体重超過で、 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座を剥奪された。 昨年5月に、 計量で失格となったフアン・ エルナンデス(メキシコ)に勝って獲得した王座を、 皮肉にも同じ失態で手放した。 3月にはWBCバンタム級元王者の 山中慎介との 再戦を控えたルイス・ ネリ(メキシコ)が体重超過で失格したばかり。 前日計量で2.3キロの 大幅オーバーとなったネリには、 ドーピング疑惑もあって批判が相次いだ。 WBCからは無期限の 資格停止処分、 日本ボクシングコミッション(JBC)からも日本での 活動を禁じる厳罰が科された
比嘉が体重超過で、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座を剥奪された。昨年5月に、計量で失格となったフアン・エルナンデス(メキシコ)に勝って獲得した王座を、皮肉にも同じ失態で手放した。 3月にはWBCバンタム級元王者の山中慎介との再戦を控えたルイス・ネリ(メキシコ)が体重超過で失格したばかり。前日計量で2.3キロの大幅オーバーとなったネリには、ドーピング疑惑もあって批判が相次いだ。 WBCからは無期限の資格停止処分、日本ボクシングコミッション(JBC)からも日本での活動を禁じる厳罰が科された。比嘉もその愚行に冷たい目を向けていたはずだ。 JBCはネリの一件を機にルール策定を進めてきたが、そのさなかに日本の世界王者初の失態が起きた。安河内剛事務局長は「策定を急ぎ進めないといけない。厳罰化も必要」と事態を深刻に受け止める。 比嘉の減量に無理はなかったのか。持ち前の強打を生み出す体は筋肉質で胸回りも厚い。普段の体重はフライ級の上限より10キロほど重い。今回は過酷な減量を2月の防衛戦から2カ月という短い間隔で強いられた。 試合が行われれば比嘉には16連続KO勝利の日本選手単独最多記録が懸かるが、もはや意味はなさない。15連続KO勝利の記録を持つWBCスーパーライト級元王者の浜田剛史氏は、「沖縄が生んだファイターということで盛り上がっていた。ファンの期待を裏切っている」。同郷の後輩による著しく自覚を欠いた行為に、深いため息をついた。比嘉の所属ジムの具志堅用高会長は「全て私の責任」と頭を下げた。(2018/04/14-19:03)

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