Home Japan Japan — in Japanese 米英仏、シリア化学兵器の使用抑止へ協力 「心臓部」破壊も完全無力化されず 国連安保理、露決議案を否決

米英仏、シリア化学兵器の使用抑止へ協力 「心臓部」破壊も完全無力化されず 国連安保理、露決議案を否決

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【ワシントン=加納宏幸、 ニューヨーク=上塚真由】 シリアの アサド政権が化学兵器を使用したとして米英仏3カ国が実施した攻撃から一夜明けた14日、 トランプ米大統領はメ…
【ワシントン=加納宏幸、ニューヨーク=上塚真由】シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして米英仏3カ国が実施した攻撃から一夜明けた14日、トランプ米大統領はメイ英首相、マクロン仏大統領と個別に電話会談し、攻撃の成功を確認するとともに、アサド政権の化学兵器使用を抑止するため協力することで一致した。化学兵器計画の「心臓部」を破壊したものの、完全に無力化されなかったためだ。
ペンス副大統領は14日、訪問先のペルーで、アサド政権が化学兵器を再び使えば、「代償を払うことになる」と記者団に語った。ペンス氏は同国のビスカラ大統領との会談で「将来の(化学兵器)攻撃を抑止する米国の決意」を示した。
米政府高官は14日、米英仏が発射したミサイル105発がすべて標的に到達したと説明。アサド政権を支えるロシアは、71発が撃墜されたと主張するが、米側はシリア軍が地対空ミサイル40発を発射したが迎撃できなかったとしている。ロシア軍の防空システムは作動しなかったという。
国防総省で14日午前に記者会見したマッケンジー統合参謀本部事務局長は攻撃により「シリアの化学兵器計画を数年分、後退させた」と述べた。同省のホワイト報道官も同計画の「心臓部」の破壊で、アサド政権の製造能力が著しく損なわれたと強調した。
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