カナダ東部ケベック市のモスク（イスラム教礼拝所）で２９日夜（日本時間３０日朝）、銃撃があり、地元警察は６人が死亡、８人が負傷したと発表した。ＡＰ通信などが報じた。カナダのトルドー首相は銃撃を「テロ行為」として非難した。
当時、約４０人が礼拝中で、数人の男が銃を発砲したという。トルドー氏は「われわれは礼拝と保護の場で起きたイスラム教徒に対するテロ行為を非難する」との声明を出した。ケベック市の警察は容疑者２人を拘束したとしている。
銃撃事件を受け、カナダ首都オタワ周辺都市や米ニューヨーク市はモスクの警備を強化するとした。
カナダではイスラム教徒に対する嫌がらせが散発的に起きており、現場のモスクでは昨年６月にも入り口に豚の頭が置かれる事件があったという。（共同）
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