産経新聞 1/1(日) 11:54配信
【中東支局】トルコの最大都市イスタンブールのナイトクラブで1日発生した銃乱射事件で、犯人はサンタクロースの格好をして店内に入ったとAP通信などが報じた。当時、店内は新年を祝うため訪れた500人を超える若者らでごった返していた。
AP通信によると、イスタンブール中心部のボスポラス海峡に面した地区にあるナイトクラブで1日未明(日本時間同日午前)、武装した何者かが銃を乱射した。現時点で少なくとも35人が死亡し、40人が負傷した。一般客のほか、警察官が撃たれたとの情報もある。
地元知事は「テロ攻撃だ」との見方を示したが、具体的な根拠は明らかにしていない。
現地メディアなどによると、現場付近には多くの救急車が駆けつけ、現地警察がナイトクラブ周辺の広い範囲を立ち入り禁止にするなど緊迫した様子となった。
イスタンブールではテロによる被害が相次いでいる。昨年12月10日には、中心部のサッカースタジアム近くで自動車爆弾と自爆による2回の爆発があり、44人が死亡。非合法武装勢力「クルド労働者党(PKK)」の分派組織が犯行声明を出した。また、昨年6月にはアタチュルク国際空港で爆弾テロが発生し、40人以上が死亡している。
最終更新:1/1(日) 11:54
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