1日、トルコのイスタンブールで、襲撃されたナイトクラブの周辺に集まった警官ら(EPA=時事)
【エルサレム時事】トルコの最大都市イスタンブール中心部にあるナイトクラブで1日未明(日本時間朝)、銃撃事件が起き、イスタンブール県のシャヒン知事によると、少なくとも35人が死亡、40人が負傷した。知事は「テロ攻撃」だと非難した。ナイトクラブは新年を祝う人々でにぎわっていた。 犯行声明は出ていない。在イスタンブール日本総領事館は「これまでのところ邦人が巻き込まれたとの情報はない」としている。 このナイトクラブは「レイナ」と呼ばれるボスポラス海峡沿いの有名なクラブで、事件は1日午前1時15分ごろに発生。同知事によると、犯人は入り口で警官1人と市民1人を射殺。その後、内部に侵入し、人混みに向かって銃を乱射した。サンタクロースの格好をしていたとの情報もある。 トルコのメディアによると、事件を受けて、救急車50~60台が現場に急行した。 トルコでは2015年以降、過激派組織「イスラム国」(IS)やクルド人勢力によるテロ事件が相次いでいる。地元メディアによると、イスタンブールでは、新年を祝う人々へのテロ攻撃を警戒し、警官2万5000人が警備に当たっていたという。(2017/01/01-11:07)
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