米海洋大気局(NOAA)は18日、2016年の世界の平均温度は約14・8度で、過去最高だった昨年をわずかに上回ったと発表した。過去最高の更新は14年以降、3年連続。記録が残る1880年以降で最も高く、20世紀の平均を0・94度上回ったという。
世界各地の陸上と海洋の観測データをもとに分析した。米航空宇宙局(NASA)も独自に集計・分析し、過去最高を更新したことを確認した。
NOAAによると、昨年は太平洋東部の赤道付近の海面水温が上昇するエルニーニョ現象で、1月から8月まで毎月の平均温度が過去最高を連続して更新したことが年平均にも影響した。
北極の海氷面積の年平均も記録が残る1979年以降で最小。南極の氷の年平均面積は同年以降で2番目に小さかったという。(ワシントン= 小林哲 )
Similarity rank: 4.2
Sentiment rank: 2.3