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加藤九段 最年長棋士として初の対局は敗れる

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NewsHub将棋の加藤一二三九段が今月、77歳を迎えて将棋界で史上最年長の棋士となり、12日、最年長棋士として最初の対局に臨みましたが、勝利で飾ることはできませんでした。 昭和15年1月1日に生まれた加藤一二三九段はことしの元日で77歳となり、今月3日には、平成8年に77歳の誕生日の翌日に引退した丸田祐三九段を超えて将棋界で史上最年長の棋士となりました。 加藤九段は12日、最年長棋士となって最初の公式戦となる順位戦の対局に臨み、石田直裕四段と戦いました。対局は午前10時に始まり、加藤九段は得意とする戦い方に持ち込みましたが、午後10時43分、102手までで投了し、敗れました。 加藤九段は昭和29年に当時の史上最年少となる14歳7か月の若さでプロ棋士になり、「名人」や「王位」などのタイトルを合わせて8期獲得するなど、将棋界を代表する棋士の1人として活躍しています。 先月24日には、加藤九段の記録を塗り替えて14歳2か月で史上最年少棋士となった藤井聡太四段との間で年齢差が62歳の対局も実現し、話題となりました。 対局を終えた加藤九段は「今まで元気で対局できたことに改めて感謝したい。きょうは負けましたが、これからも意欲を持って人生を歩んでいきたい。まだ対局できる健康な体なので、これからも将棋を本業として活躍していきたいです」と話していました。

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