トランプ次期米大統領の長女イバンカさん(左)と夫ジャレッド・クシュナー氏(中央)=2016年11月、ニューヨーク(AFP=時事)
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は9日、娘婿で実業家のジャレッド・クシュナー氏(35)を上級顧問としてホワイトハウス入りさせると発表した。プリーバス次期首席補佐官、バノン次期首席戦略官・上級顧問らと連携し、最側近グループの一人としてトランプ氏を支える。 クシュナー氏はトランプ氏の長女イバンカさんの夫。米国には親類を政府機関の職に採用することなどを禁じた反縁故法があり、クシュナー氏の起用はこれに違反するとの指摘も出ていた。同氏は政府から給与を受け取らない方針で、これにより、法律への抵触を避けようとしているようだ。 トランプ氏は声明で、クシュナー氏について「選挙戦と政権移行を通じて信頼するアドバイザーだった。かけがえのないメンバーだ」と強調した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、同氏は中東、通商問題も担当する見通しだ。 米メディアによると、トランプ氏はクシュナー氏に全幅の信頼を寄せ、閣僚候補の「面接」に同席させたり、他人との電話を別の回線で傍聴させたりしてきた。昨年11月の安倍晋三首相とトランプ氏の会談にも同席している。(2017/01/10-09:24)
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