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鳥取大雪:智頭2集落で孤立 岡山は新たに車立ち往生

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NewsHub鳥取県内の幹線道路で23日から相次いだ車の立ち往生は24日夕にほぼ解消された。鳥取県・米子自動車道での立ち往生は約20時間にも及ぶなどし、鳥取、岡山両県で最大600台以上が身動きできなくなった。中国山地の山間部では夜になっても雪が降り、岡山県西粟倉村では新たに約30台が立ち往生した。鳥取県智頭町では除雪が間に合わず、午後9時現在、2集落で約115世帯が孤立している。
24日午前5時までに204台が立ち往生した智頭町の国道373号では、同日午後3時半ごろまでに陸上自衛隊の隊員らが除雪をして自走できない車両を全て撤去した。鳥取自動車道の駒帰交差点(智頭町)-河原インターチェンジ(IC、鳥取市)間も同日昼ごろに立ち往生は解消された。しかし開通待ちの車で渋滞が続き、迂回(うかい)路の国道53号が混雑した。県は、国道373号で立ち往生した車のドライバーらに栄養補助食品約350人分とジュース650本を配った。
智頭町では、動けなくなった車のドライバーらに避難所として公民館など3カ所を開放。5歳の男児が発熱を訴えて病院に搬送された。24日午後9時現在、約40人が身を寄せている。
避難所となった町総合センターのホールや和室では、23日深夜からドライバーらが災害用毛布で夜を明かしたという。24日夜は町職員が炊き出しでカレーライスを振る舞った。現場で対応に当たる町職員によると、避難の長期化で疲れた様子の人や、道路の復旧状況を心配する人が多いという。
鉄道も大きく乱れた。JR西日本米子支社によると、24日午後5時半現在、管内で運休した列車は特急44本▽快速11本▽普通78本--の計133本、部分運休は20本あった。同社福知山支社管内では午後7時半現在、特急と普通を合わせて計156本が運休と部分運休した。智頭急行によると、京都発倉吉行き特急列車「スーパーはくと1号」(乗客約120人)が24日午後6時半現在で約9時間、岡山県美作市の大原駅構内に停車している。米子支社管内では12時間以上遅れて運行した電車もあり、乗客が車内にとどまる場合は職員が水を提供するなどした。
智頭町では県道の除雪が進まず、午後9時現在、八河谷(やこうだに)と芦津集落で計約115世帯が孤立状態になっている。
一方、岡山県真庭市によると、24日午後3時半ごろ、同市蒜山(ひるぜん)下和で、女性(67)が自宅屋根の下で雪に埋もれた状態で見つかり、死亡が確認された。県警などは、女性が1人で雪かき中に屋根から落ちた雪に埋もれた可能性があるとみている。
気象庁によると、午後6時現在、鳥取県智頭町で111センチ、岡山県新見市千屋で88センチと、1月では観測史上最大の積雪を記録した。冬型の気圧配置は西から緩む見込みだが、25日午後6時までの24時間の降雪量は、多いところで北陸地方40センチ▽中国地方20センチ▽近畿地方15センチ--と予想している。【高嶋将之、小野まなみ、大森治幸、清水有香、益川量平】

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