6年前、北九州市で建設会社の役員の男性が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は、特定危険指定暴力団、「工藤会」の幹部らが事件に関わった疑いがあるとして、幹部など十数人を19日にも殺人などの疑いで逮捕する方針です。 6年前の平成23年11月、北九州市小倉北区の建設会社役員、内納敏博さん(当時72)が自宅前の路上で拳銃で撃たれて殺害されました。警察によりますと、内納さんは外出先から知人が運転する車で妻とともに自宅に戻り、助手席から降りたところを突然、2人組に襲われ、2人組はオートバイで逃げたということです。 警察が、北九州市に本部を置く特定危険指定暴力団、「工藤会」に対する捜査を進めた結果、関係者の供述などから幹部らが事件に関わった疑いがあることがわかったということです。警察は、すでに別の事件で逮捕・起訴されている工藤会の53歳の幹部など十数人を、19日にも殺人などの疑いで逮捕する方針です。 殺害された内納さんの会社は大手建設会社の下請け工事を取りしきる立場だったということで、警察は、業者の選定をめぐるトラブルに巻き込まれた疑いがあるとみて、詳しいいきさつを調べることにしています。
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