東京都三鷹市で平成25年、高校3年の女子生徒=当時(18)=が殺害されたストーカー事件で、殺人罪などに問われた元交際相手、池永チャールストーマス被告(24)を1審に続いて懲役22年とした1月24日の東京高裁判決に対し、被告、検察双方が上告せず、判決が8日午前0時に確定した。 生徒の両親は8日、コメントを公表し「何の落ち度もない娘の命が奪われた犯罪に対し、懲役22年というのは軽すぎる」との心境を明かした。 両親は「裁判員裁判でありながら、司法の判断は普通の人の良識とはかけ離れていると感じる」と批判。問題点として、有期刑の上限が懲役20年(併合罪で懲役30年)にとどまることを挙げ、「資料に誘導され判断するやり方は厳正な裁判とは言えない」「有期と無期、死刑の間に隔たりがあり過ぎる」と訴えた。 ▼【三鷹ストーカー殺人事件】「リベンジポルノは凶悪な情報犯罪」 娘奪われた父「極刑を」 ▼【日本の議論】相次ぐ裁判員判決「破棄」は何を物語るか…“国民感覚反映”と“量刑均衡”に揺れる刑事裁判
Similarity rank: 7.4
Sentiment rank: -97.5