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東証大引け、反発 1週間ぶり1万9000円回復、業績評価し押し目買い :日本経済新聞

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8日の 東京株式市場で日経平均株価は反発した。 終値は前日比96円82銭(0.51%)高の 1万9007円60銭と、 1日以来1週間ぶりに心理的な節目を上回って終えた。 外国為替市場で円相場の 円高進行が一服す
8日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。終値は前日比96円82銭(0.51%)高の1万9007円60銭と、1日以来1週間ぶりに心理的な節目を上回って終えた。外国為替市場で円相場の円高進行が一服すると投資家心理が改善した。本格化する企業の決算発表を評価した押し目買いも入った。 午前は円相場が前日比で上げに転じるとリスクを回避する姿勢がやや強まり日本株も売りに押されたが、次第に持ち直した。市場では「来期以降も好業績が続くと期待できる銘柄に買いが集まった」(野村証券の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジスト)との指摘も出ていた。 もっとも、10日に日米首脳会談を控えて投資家の様子見ムードは根強く、積極的な売買は見送られた。東証1部の売買代金は概算で1兆9826億円と、2月に入って初めて2兆円の大台を割り込んだ。売買高は16億4171万株だった。 JPX日経インデックス400は反発し、82.63ポイント(0.61%)高の1万3673.03で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反発した。終値は8.00ポイント(0.53%)高の1524.15でだった。 東証1部の値上がり銘柄数は1287と全体の約64%、値下がりは585、変わらずは130だった。 主力の トヨタ や 三菱UFJ が上昇した。取引時間中に2017年3月期の業績見通しを上方修正した 三井物 や 三菱ケミHD も高い。半面、船舶向け配管のバルブなどに使うゴム製品の性能検査に不正があったと発表した 洋ゴム が下げた。株式の持ち合いを見直して相互に保有する株式を売却する方針を示した 富士通 と 富士電機 も安い。 東証2部株価指数は反発し、1月30日以来7日ぶりに昨年来高値を更新した。 シャープ や アマテイ 、 フュトレック が上昇し、 プロスペクト 、 象印 、 コスモス が下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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