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米議会 ティラーソン氏を国務長官に承認

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NewsHubアメリカ議会は、トランプ大統領が国務長官に指名し、ロシアとの関係の深さを懸念する声も上がっていたティラーソン氏を承認しました。外交をつかさどる重要閣僚である国務長官人事が承認されたことを受けて、トランプ政権は、遅れているほかの閣僚の承認手続きを急ぎたい考えです。 アメリカの議会上院は1日午後(日本時間の2日朝)、本会議で、トランプ大統領が国務長官に指名した大手エネルギー企業、エクソンモービルのティラーソン前CEOを承認するかどうかの採決を行い、賛成多数で承認しました。 ティラーソン氏は、ロシア最大の国営石油会社との取り引きをまとめ、プーチン大統領から勲章を授与されるなど、ロシアとの関係が深いことで知られ、クリミア併合や、大統領選挙にロシアが干渉したとされる問題をめぐって、米ロ関係が悪化するなか、採決では野党・民主党の議員の大半は承認に反対しましたが、多数派の共和党は全員が賛成しました。 ティラーソン氏は、近く正式に就任する見通しで、トランプ大統領が関係改善に意欲を示すロシアや、海洋進出を強める中国などとどのように向き合っていくのか注目されます。 今回の承認で、議会で承認されたトランプ政権の閣僚は4人となりました。 ただ、閣僚の承認手続きは全体的に遅れていて、外交をつかさどる重要閣僚である国務長官人事が承認されたことを受けて、トランプ政権は、財務長官などほかの閣僚の承認手続きを急ぎたい考えです。

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