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辺野古:ブロック投下作業を開始…工事本格化

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NewsHub米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画で、防衛省は7日午前、辺野古沿岸部の海上に設置する汚濁防止膜を固定するためのコンクリートブロックを海底に投下する作業を始め、工事を本格化させた。汚濁防止膜の設置は約2~3カ月程度かかる見通しで、国は4~5月にも護岸工事に着手し、その後に埋め立てを開始して5年での工事完了を目指している。
防衛省沖縄防衛局によると、7日午前9時25分から作業船に積んだブロックをクレーンで投下し、海底に設置する作業を始めた。
防衛省は6日に埋め立てに向けた海上の本体工事に着手し、ブロックを作業船に移す作業を始めていた。ブロックは埋め立てに使用する土砂が海中に広がるのを防ぐ汚濁防止膜を固定する重りとして使う。重さ約11~14トンで、計228個を海底に投下する。
これに対し、県は当初計画からブロックの個数や重さが変更されているとして、沖縄防衛局に変更理由などを説明するように6日に文書で求め、海上工事も中断するよう要請していた。
辺野古の本体工事は2015年10月に陸上部分で始まった。16年3月に国と県の移設を巡る訴訟が和解して工事は中断したが、新たな訴訟の最高裁判決で県側敗訴が同年12月に確定し、国が同月末に工事を再開した。普天間移設を巡っては、安倍晋三首相とマティス米国防長官が3日に「辺野古が唯一の解決策」と改めて確認した。【佐藤敬一、浅野翔太郎】

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