難民や移民の 受け入れの 是非などをめぐって争われたオランダの 議会選挙は、 日本時間16日午前5時、 投票が締め切られて開票が始まり、 移民の 排斥を掲…
難民や移民の受け入れの是非などをめぐって争われたオランダの議会選挙は、日本時間16日午前5時、投票が締め切られて開票が始まり、移民の排斥を掲げる極右政党が躍進するのか、中道右派の与党がそれを阻むのか、注目されます。 オランダの議会下院の選挙は、28の政党が比例代表制で150の議席を争ったもので、急増する中東やアフリカなどからの難民や移民の受け入れの是非や財政緊縮策によって削減された社会保障費をめぐる政策などが争点となりました。 投票は、日本時間の16日午前5時に締め切られ、開票が始まりました。 オランダでは、移民の増加が治安の悪化を招いているという不安や、社会保障費などが切り詰められていることへの不満が高まっていて、イスラム教徒の移民の排斥やEU=ヨーロッパ連合からの離脱を目指すと訴えてきたウィルダース氏が率いる極右政党の「自由党」への支持が広がりました。 このため「自由党」が現在の12議席から大幅に増やして躍進するのか、ルッテ首相が率いる与党第1党で中道右派の「自由民主党」が、極右政党の台頭を警戒する世論を背景に、それを阻むのかが焦点となっています。 ヨーロッパでは来月以降、フランスやドイツでも国政選挙が行われ、いずれも反移民や反EUを訴える極右政党などが支持を伸ばしていて、オランダの選挙の結果が大きく影響を及ぼすものと見られています。 オランダ議会選挙は、日本時間の16日午前中には大勢が判明する見通しです。
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