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東証前引け 続伸、米株高と円安で 昨年来高値上回るも「短期資金中心」の声 :日本経済新聞

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2日午前の 東京株式市場で、 日経平均株価は続伸した。 前場は前日比250円08銭(1.29%)高の 1万9643円62銭で終えた。 米国株高と1ドル=114円台の 円安・ ドル高でリスク資産選好の 動きが強まり
2日午前の東京株式市場で、日経平均株価は続伸した。前場は前日比250円08銭(1.29%)高の1万9643円62銭で終えた。米国株高と1ドル=114円台の円安・ドル高でリスク資産選好の動きが強まり、幅広い銘柄に買いが入った。 三菱UFJ など金融株のほか、 ファストリ 、 ソフトバンク 、 京セラ など日経平均への影響力の大きい銘柄が買われた。JPX日経インデックス400は続伸し、前日比174.97ポイント(1.26%)高の1万4092.43で終えた。TOPIXは続伸した。業種別TOPIXは33業種すべてが上昇した。 1日の米ダウ工業株30種平均が昨年11月の米大統領選以降で最大の上げ幅となる303ドル31セント上昇し、最高値を更新した。トランプ米大統領の政策推進力に対する安心感が広がったことに加え、米連邦準備理事会(FRB)による3月の利上げ観測が強まり、金利上昇を受けて金融株が上昇したのが寄与した。堅調な地合いは東京市場に引き継がれた。 前引け時点の東証1部の売買代金は1兆2957億円と、前日の前引け時点(1兆1296億円)を上回った。海外投資家の買いが増えたとの指摘は多い半面、「中長期の投資家に動きは乏しく、短期的な株価の上昇を期待する買いが中心」(国内証券)との声が多い。 トヨタ をはじめ主力株は上昇して終えたものの、前場中ごろから伸び悩む場面が目立った。 前引け時点の東証1部の売買高は12億2727万株、東証1部の値上がり銘柄数は1493、値下がりは369、変わらずは140銘柄だった。 米金利の上昇を受けて 三井住友FG 、 みずほFG が上昇し、 第一生命HD は昨年来高値を更新した。 三越伊勢丹 は、2月の販売実績が好調で1年1カ月ぶり高値を付けた。半面、2016年5月~17年1月期に大幅増益となった 伊藤園 は朝高後に利益確定の売りなどに押され下げた。 昭電工 は決算発表の再延期が響き大幅安となった。 東証2部株価指数は続伸した。 シャープ 、 森尾電 が上げた半面、 FDK 、 ADプラズマ が下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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