【ワシントン時事】 トランプ米大統領は５日、 シリアの アサド政権が化学兵器を使用したとして、 「一線を越えた」 と非難するとともに、 「シリアとアサド大統領への 私の 姿勢は大きく変わった」 と述べ、 厳しい姿勢で臨む意向を示した。 ワシントンでヨルダンの アブドラ国王との 共同記
【ワシントン時事】トランプ米大統領は５日、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして、「一線を越えた」と非難するとともに、「シリアとアサド大統領への私の姿勢は大きく変わった」と述べ、厳しい姿勢で臨む意向を示した。ワシントンでヨルダンのアブドラ国王との共同記者会見で語った。具体策には言及しなかった。
トランプ大統領はこれまで、オバマ前大統領は化学兵器使用を「レッドライン（越えてはならない一線）」だとアサド政権に警告したのに、何もしなかったと非難してきた。今回の攻撃を「一線を越えた。何本も越えた」と表現し、容認しない構えを見せた。
過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）掃討作戦を最優先とするトランプ政権は、オバマ前政権とは異なり、アサド大統領の退陣を明確に求めない考えを示唆していた。こうした方針を改める可能性もある。ただ、トランプ大統領は記者会見で「何をするかは言いたくない」と述べ、具体的な対応は明かさなかった。 （2017/04/06-06:51）
