女子ゴルフの 元世界ランキング1位で、 日米ツアーで豊富な実績を残した宮里藍(31)が29日、 東京都内で記者会見を行い、 今季限りの 現役引退を表明した。 「モチベーションの 維持が難しくなった」 ことを理由に挙げた。 昨年の 夏ごろに決意したという。 「藍ちゃん」 ブームを起
女子ゴルフの元世界ランキング1位で、日米ツアーで豊富な実績を残した宮里藍(31)が29日、東京都内で記者会見を行い、今季限りの現役引退を表明した。「モチベーションの維持が難しくなった」ことを理由に挙げた。昨年の夏ごろに決意したという。 「藍ちゃん」ブームを起こした第一人者は、2012年夏ごろから気持ちの低下を感じたという。「ピークを迎えている感覚があるのに、メジャータイトルを取れない葛藤があった。自分自身を見失った」と振り返った。引退後は未定で、「自分の気持ちに正直にやりたいことを模索していく」。結婚は「今のところはない」と笑顔で話した。 思い出の試合は、高校3年生で勝った03年のミヤギテレビ杯ダンロップ。米ツアーでは初優勝した09年のエビアン・マスターズを挙げた。15年にわたるプロ生活を振り返り、「これ以上ないゴルフ人生。内容の濃い時間を過ごした。感謝の気持ちでいっぱい」と述べた。 海外のメジャー大会は未勝利で「チャンスはまだ残っている。諦めていない」と意欲を示した。6月8日開幕のサントリー・レディース(兵庫)に出場後、米ツアーに戻り、プロ最終戦については未定という。 ◇宮里藍の略歴 宮里 藍(みやざと・あい) 父の優氏の影響で4歳からゴルフを始めた。アマチュアだった宮城・東北高3年の2003年にミヤギテレビ杯ダンロップを18歳101日のツアー最年少(当時)で制覇し、初の高校生プロに転向した。06年から米ツアーに本格参戦し、09年のエビアン・マスターズで初勝利。5勝した10年には世界ランキングで日本人初の1位になった。米通算9勝。日本ツアーで15勝(アマでの1勝含む)。兄の聖志、優作もプロ。155センチ。31歳。沖縄県東村出身。(2017/05/29-17: 03) 関連ニュース
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