イギリス中部の マンチェスターで起きたテロ事件で、 自爆テロを実行したとされるリビア系移民の 男の 親族らが、 イギリスとリビアで相次いで拘束され、 イ…
イギリス中部のマンチェスターで起きたテロ事件で、自爆テロを実行したとされるリビア系移民の男の親族らが、イギリスとリビアで相次いで拘束され、イギリスの警察は、複数の人物のネットワークがあると見て、リビアとのつながりについても慎重に調べを進めています。 イギリス中部のマンチェスターのコンサート会場付近で起きたテロ事件では、これまでに22人が死亡し、64人がけがをしました。 警察は、マンチェスターに住んでいたリビア系移民2世のサルマン・アベディ容疑者(22)が、持っていた爆発物を爆発させた自爆テロと見て、関係先の大規模な捜索を続けていて、事件に関わった疑いでアベディ容疑者の兄など男女7人を拘束して取り調べを続けています。 一方、リビア国内では、現地の治安当局がアベディ容疑者の父親と弟を、過激派組織IS=イスラミックステートに関わった疑いで拘束したということです。 父親は拘束される前、メディアの取材に対し、「息子がテロ事件に関わったはずがない。息子も自分もどの組織にも属していない」として、事件への関わりを否定していました。 イギリスのラッド内相は、アベディ容疑者自身も事件の前にリビアに渡航していた可能性があるとしていて、警察は、複数の人物のネットワークがあると見て、リビアとのつながりについても慎重に調べを進めています。