日本、 中国、 韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は5日、 横浜市で一連の 財務相・ 中央銀行総裁会議を開いた。 日本はASEANとの 会合で、 金融危機などの 際に外貨を融通し合う通貨交換協定の 取り組みを強化する方針を説明。 アジア地域の 金融安定に向け、 最大4兆円規模の 資
日本、中国、韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は5日、横浜市で一連の財務相・中央銀行総裁会議を開いた。日本はASEANとの会合で、金融危機などの際に外貨を融通し合う通貨交換協定の取り組みを強化する方針を説明。アジア地域の金融安定に向け、最大4兆円規模の資金枠を創設する考えを表明した。 4日開幕したアジア開発銀行の年次総会に合わせて開かれた会合で、麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁が出席した。 日中韓の3カ国は北朝鮮情勢などで金融市場が混乱した場合に備えて連携する方針を盛り込んだ共同声明を発表した。声明は「地政学的な緊張の増大といった観点から潜在的な金融の不安定性に対応する」と明記。「高度な意思疎通および協調を継続する」とし、不透明感を増す北朝鮮をめぐるリスクに結束して対処する姿勢を打ち出した。貿易保護主義的な動きに反対する姿勢も確認した。(2017/05/05-19: 22) 関連ニュース
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