おととし、 大阪・ 門真市の マンションで、 25歳の 女性の 切断された遺体が見つかった事件で、 強盗殺人などの 罪に問われた31歳の 女に対し、 大阪地方裁…
おととし、大阪・門真市のマンションで、25歳の女性の切断された遺体が見つかった事件で、強盗殺人などの罪に問われた31歳の女に対し、大阪地方裁判所は「遺体を徹底的に損壊し、残虐で悪質としか言いようがない」として無期懲役を言い渡しました。 おととし12月、大阪・門真市のマンションの部屋で、アルバイトの渡邊佐和子さん(25)の遺体が見つかり、この部屋に住む知人の森島輝実被告(31)が渡邊さんの首を絞めて殺害し、遺体を切断したうえ財布などを奪ったとして強盗殺人などの罪に問われました。 これまでの裁判員裁判で、森島被告は「外出先から戻ると渡邊さんが死んでいた」などとして強盗殺人について無罪を主張していました。 30日の判決で大阪地方裁判所の柴山智裁判長は「被告は『渡邊さんが突然亡くなり、両親などが知って悲しまないよう失踪を装った』と述べたが、事件の前にインターネットで遺体の切断方法などを閲覧していて、供述は不自然で信用できない。被害者から金を奪い取る目的で殺害したことは明らかだ」と指摘しました。 そのうえで、「殺害の証拠を隠すため遺体を徹底的に損壊した。残虐で悪質としか言いようがなく、責任は重い」として、検察の求刑どおり無期懲役を言い渡しました。