安倍総理大臣は、 参議院予算委員会で、 破棄したとされたPKO部隊の 日報を陸上自衛隊が保管していた問題をめぐり、 特別防衛監察の 独立性を保つため、 …
安倍総理大臣は、参議院予算委員会で、破棄したとされたPKO部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた問題をめぐり、特別防衛監察の独立性を保つため、あえて稲田防衛大臣などに報告を求めていないと説明したうえで、監察が終わりしだい、報告を受ける考えを示しました。 この中で、共産党の小池書記局長は、破棄したとされたPKO部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた問題をめぐり「報告を受けていない」とした安倍総理大臣の答弁について、「驚くべき答弁だ。保管が明らかになって4か月以上たつのに、いまだに防衛省に問いただすことすらしていないのか」とただしました。 これに対し、安倍総理大臣は、「国民の疑念を解消するために特別防衛監察を開始する旨、防衛省から報告を受けている。特別防衛監察は独立性を持って行わなければならないものであるため、私自身が稲田防衛大臣から事情を聴くなどはしておらず、まずは特別防衛監察の結果を待ち、当然、その報告を受けることになる」と述べました。 そのうえで、安倍総理大臣は、「できるかぎり情報を開示しなければならないという立場は一貫しており、稲田大臣もそうだ。稲田大臣や事務次官など、監察から事情を聴かれる方々から説明を受けるのではなく、監察が終わって報告を受けるのが、当然とるべき手順だ」と述べました。