福岡県朝倉市と同県東峰(とうほう)村では19日、 県による仮設住宅の 建設が始まった。 計57戸への 入居は8月19日以降になる見通し。 朝倉市は必要な仮設住宅の 戸数を明らかにしていないが、 数百戸単位になると…
福岡県朝倉市と同県東峰(とうほう)村では19日、県による仮設住宅の建設が始まった。計57戸への入居は8月19日以降になる見通し。朝倉市は必要な仮設住宅の戸数を明らかにしていないが、数百戸単位になるとみられる。 40戸が建てられる朝倉市杷木林田の杷木小学校。運動場に作業員がトラックで砂利を運び入れ、午前10時に工事が始まった。県職員が巻き尺で区画の長さを測り、地面が平らになっているか目視で確認。作業員は重機を使い、湿気対策の砂利を地面に敷いて平らにならした。東峰村では、旧宝珠山小学校の運動場に17戸を建てる予定だ。 市と村の要望を受け、仮設住宅には県内産の木材を使う。県県営住宅課の担当者は「自然豊かな環境に合い、温かみのある住宅を造りたい。生活再建のお役に立てればうれしい」と話した。 一方、朝倉市の森田俊介市長は19日、これまで「200~400を想定」としていた仮設住宅の必要戸数について、「集落ごとにまとまって住むとなると、その分土地が必要になる。数字については申し上げられない」と話した。市は仮設住宅への入居申し込みを、7月中に受け付ける方向で調整している。東峰村は21日以降に受け付けを始める予定。(加藤美帆、岡田将平、渡辺松雄)