石川県産の 高級ぶどう「ルビーロマン」 の 初競りが金沢市で開かれ、 過去最高額の １房１１１万円の 値が付きました。
石川県産の高級ぶどう「ルビーロマン」の初競りが金沢市で開かれ、過去最高額の１房１１１万円の値が付きました。 「ルビーロマン」は強い甘みやルビー色の皮に包まれた大粒の実が特徴の高級ぶどうで、石川県が１４年かけて開発し、販売開始からことしで１０年目を迎えました。 ことしの初競りは７日午前６時から金沢市中央卸売市場で開かれ、糖度１８度以上、直径３１ミリ以上という厳しい基準に合格した３９房が競りにかけられました。 このうち最も高い値が付いたのは３０粒ほどの実が付いた１房６００グラムのもので、１１１万円で競り落とされ、去年の最高値を１万円上回って過去最高額となりました。計算すると１粒およそ３万７０００円になります。 競り落としたのは石川県七尾市の和倉温泉にある老舗旅館で、旅館で展示したあと、宿泊客などにふるまう予定だということです。競り落とした旅館の手島孝雄総支配人は「ルビーロマンが初めて発売された年にも競り落としたので、１０年目の節目のことしも狙っていました。おいしいぶどうをお客様に届けたいと思います」と話していました。 ことしは９月下旬までにおよそ２万６０００房のルビーロマンが出荷される見込みで、石川県は今後、海外にも販路を広げたいとしています。
