安倍晋三首相は18日午後、 米軍制服組トップの ダンフォード統合参謀本部議長と首相官邸で会談した。 北朝鮮が日本上空を通過させて米領グアム周辺へ弾道ミサイルを発射する計画を公表したことを踏まえ、 両氏は日米が連携して北朝鮮への 圧力を強めるべきだとの 認識で一致した。
安倍晋三首相は18日午後、米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長と首相官邸で会談した。北朝鮮が日本上空を通過させて米領グアム周辺へ弾道ミサイルを発射する計画を公表したことを踏まえ、両氏は日米が連携して北朝鮮への圧力を強めるべきだとの認識で一致した。 首相は「トランプ米大統領が、同盟国を守るために全ての措置を取ると明言していることを高く評価している」と語った。これに対し、ダンフォード氏は「自衛隊と米軍の関係は極めて強固だ。各種防衛協力を含め、日米間の連携をさらに進めたい」と応じた。 両氏は、国連安全保障理事会の制裁決議の厳格な履行が重要との認識でも一致。弾道ミサイル防衛を念頭に、日米で防衛能力向上へ具体的な行動を進めることも確認した。
会談では、沖縄県・尖閣諸島周辺で中国公船の領海侵入が相次ぐ東シナ海や、中国が軍事拠点化の動きを進める南シナ海についても意見交換し、懸念を共有した。 首相は在日米軍について「安定した日米同盟のためには地元の理解が重要である」と指摘。ダンフォード氏は「共に協力していきたい」と語った。(2017/08/18-21: 41) 関連ニュース
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