滋賀県多賀町の ダム湖近くの 山林で7月、 名古屋市西区の パート従業員野田みゆきさん(53)の 遺体が見つかり、 無職の 男と少年が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、 愛知、 滋賀両県警は20日、 野田さんを殺害して現…
滋賀県多賀町のダム湖近くの山林で7月、名古屋市西区のパート従業員野田みゆきさん(53)の遺体が見つかり、無職の男と少年が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、愛知、滋賀両県警は20日、野田さんを殺害して現金などを奪ったとして2人を強盗殺人の疑いで再逮捕し、発表した。2人の認否は明らかにしていない。 発表によると、2人は岐阜県大垣市笠木町の西田市也容疑者(21)と滋賀県愛知(えち)郡の少年(18)。2人は共謀して6月18日夜、滋賀県多賀町付近で野田さんを殺害し、現金やかばんなどを奪った疑いがある。 捜査関係者によると、西田容疑者は野田さんのスマートフォンを奪って操作し、野田さんが持っていた仮想通貨「ビットコイン」を入手していたという。 司法解剖の結果、野田さんの死因は首や胸を圧迫されたことによる呼吸障害だった。両県警の捜査本部は、西田容疑者がビットコインのセミナーを通じて知り合った野田さんの金品を狙って近づき、野田さんの首を絞めて殺害した可能性が高いとみている。 野田さんは6月中旬から行方不明となり、7月31日に山林の地中から遺体で見つかった。捜査関係者によると、6月18日に岐阜県大垣市のJR大垣駅前で、野田さんが西田容疑者の車に乗り込む姿が防犯カメラに映っていたという。 捜査本部は、2人が野田さんを乗せた車を多賀町まで走らせ、同日夜に野田さんを殺害した後に、20日ごろに遺体を入れたバッグを地中に埋めたとみている。西田容疑者の自宅からは野田さんのスマートフォンが見つかっていた。