関西電力は首都圏での 事業の 強化を図るため、 金融サービス大手の オリックスの 子会社で、 首都圏を中心にマンション向けに電力を販売しているオリックス…
関西電力は首都圏での事業の強化を図るため、金融サービス大手のオリックスの子会社で、首都圏を中心にマンション向けに電力を販売しているオリックス電力の事業を買収することになりました。 発表によりますと、オリックス電力は首都圏を中心にマンション向けに一括して電力を調達し、各世帯に販売する事業を行っていますが、来月、新しい会社を設立して事業を譲渡します。 その後、関西電力がこの新会社の株式を100%取得する形でオリックス電力の事業を買収します。買収金額は明らかにしていません。 新会社は東京・港区に本社を置き、首都圏でのマンション向けの電力販売を続けます。関西電力は去年7月から首都圏で家庭向けの電力販売を始め、再来年3月末までに10万件の契約の獲得を目指しています。 しかし、先月末時点の契約は1万5000件程度にとどまっていて、今回の買収によっておよそ7万8000件に増えるということです。 また、今回の買収とは別に、関西電力は首都圏での事業拡大を図るため、来月から首都圏の家庭向けの電気料金を値下げします。関西電力は「10万件の目標達成に向けて引き続き取り組みたい」としています。