宮崎、 鹿児島県境にある霧島連山・ 新燃岳(1421メートル)は、 15日も噴火が続いた。 気象庁は同日、 火山ガス(二酸化硫黄)の 放出量が1日当たり1万1千トンに急増したことなどから、 警戒範囲を半径約2キロから約3キロに拡大した。 噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し、 噴…
宮崎、鹿児島県境にある霧島連山・新燃岳(1421メートル)は、15日も噴火が続いた。気象庁は同日、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が1日当たり1万1千トンに急増したことなどから、警戒範囲を半径約2キロから約3キロに拡大した。噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し、噴石や火砕流とともに、周辺地域では火山ガスなどにも注意するよう呼び掛けている。 同庁によると、天候が悪く15日の噴煙の高さは不明だが、地下でマグマや熱水が動くことで生じるとされる火山性微動は、大きくなっているという。1日の火山ガス放出量が1万トンを超えたのは2011年に観測した爆発的噴火以来という。