東京証券取引所は11日、 東芝の 株式に関し、 上場廃止に次ぐ重い処分の 「特設注意市場銘柄」 の 指定を12日付で解除すると発表した。 不正会計問題を受け2015年9月に指定されたが、 内部管理体制に相応の 改善が見られると判断した。 上場維持に向け一歩前進したが、 半導体子会社の …
東京証券取引所は11日、東芝の株式に関し、上場廃止に次ぐ重い処分の「特設注意市場銘柄」の指定を12日付で解除すると発表した。不正会計問題を受け2015年9月に指定されたが、内部管理体制に相応の改善が見られると判断した。上場維持に向け一歩前進したが、半導体子会社の売却を来年3月末までに完了し、債務超過を解消しなければ上場廃止となる。 東証と同じ日本取引所グループ(JPX)傘下の自主規制法人が、東芝の上場維持が適切か、関係者への聞き取りを実施し、審査していた。自主規制法人の佐藤隆文理事長は記者会見で、東芝の内部管理体制は「最低水準」と注文を付けた。