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来週の日本株は高値もみ合い、過熱感への警戒と押し目買いが綱引き

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来週の 東京株式市場は、 高値圏での もみ合いが見込まれる。 引き続き過熱感への 警戒はくすぶるもの 、 急ピッチな上昇相場に出遅れた投資家の 押し目買いも根強く、 下押しも限られるとみられている。 日経平均の 予想レンジは2万2000─2万3000円。 週の 前半は、 過熱感への 警戒を引きずって、 上値の 重い展開が
[東京 10日 ロイター] — 来週の東京株式市場は、高値圏でのもみ合いが見込まれる。引き続き過熱感への警戒はくすぶるもの、急ピッチな上昇相場に出遅れた投資家の押し目買いも根強く、下押しも限られるとみられている。
日経平均の予想レンジは2万2000─2万3000円。
週の前半は、過熱感への警戒を引きずって、上値の重い展開が想定される。「いったん大きく崩れる場面を見たばかりであるだけに、どこまで下げるのか見極めたい投資家は多そうだ」(国内証券)という。日本企業の中間決算がピークを超えることで、好業績を背景にした株買いも一服しやすい。
もっとも、このところの相場上昇スピードが速かったことで、買い遅れた投資家はまだ少なくないとみられている。「相場が下げ止まってきたり、海外市場が反発するなら(その流れに)乗ろうとする投資家も出てくる」(しんきんアセットマネジメント投信の運用部長、藤原直樹氏)と、押し目買いが下値を支えると予想されている。
イベントとしては、日本では7─9月実質GDP1次速報の発表(15日)などがあるが、日銀の金融政策への思惑は高まるとはみられていない。
ポイントになりそうなのが、海外リスクセンチメントの動向だ。米金利やドル/円が上昇し、米株が崩れなければ日本株の支援材料になりそうだ。米国では15日に10月消費者物価指数(CPI)や10月小売売上高、11月ニューヨーク連銀製造業景況指数、16日に10月鉱工業生産指数、11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数などの発表がある。
こうした米経済指標で「ポジティブサプライズがあれば、日経平均は2万3000円を回復する余地もある」(しんきんAMの藤原氏)との見方も聞かれる。このほか、中国では14日に10月鉱工業生産、1─10月固定資産投資が発表される。
米税制改革の先行きへの警戒も怠れない。ただ、秋口からにわかに期待が再燃した部分もあるが、トランプ政権の政策への大方の期待は春先までにすでに大きく後退していた。「失望感から米株価が大きく崩れる展開は想定しにくい」(国内金融機関)という。

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