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独立派、首相と対話模索=カタルーニャ州議会選で勝利-政府と神経戦続く・スペイン

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【バルセロナ時事】 21日投開票されたスペイン東部カタルーニャ自治州議会(定数135)選は、 独立派の 連立与党が議席の 過半数を制して勝利した。 独立派を率いるプチデモン前州政府首相は22日、 今後の 対応を話し合うためスペインの ラホイ首相に会談を要請したが、 ラホイ首相
【バルセロナ時事】21日投開票されたスペイン東部カタルーニャ自治州議会(定数135)選は、独立派の連立与党が議席の過半数を制して勝利した。独立派を率いるプチデモン前州政府首相は22日、今後の対応を話し合うためスペインのラホイ首相に会談を要請したが、ラホイ首相はこれを拒否。中央政府は引き続き独立を認めない構えで、両者の神経戦は当面続きそうだ。
州政府が発表した開票率99.9%時点の結果によると、プチデモン氏の「カタルーニャのための連合」(JXC)など3党でつくる連立与党は2015年9月の前回選挙より2議席減らしたものの、計70議席を得て過半数を維持。一方、ラホイ首相が所属する国政与党・国民党は3議席しか獲得できず、退潮が鮮明になった。第1党は37議席を得た独立反対派の中道野党シウダダノス。 プチデモン氏は滞在先のベルギーの首都ブリュッセルで「話を聞いてもらう権利を得た」と勝利宣言。一夜明けた22日の記者会見では「ラホイ首相と会う用意がある」と強調した。ただ、与党全体の得票率は47.5%にとどまり、独立派が有権者の過半の支持を得たと言えるかは議論の余地がありそうだ。 ラホイ首相は22日の会見でプチデモン氏との会談に難色を示した上で「選挙では多様な意見が示された」と述べ、有権者が独立を容認したわけではないと指摘。シウダダノスの代表者も「住民の過半数はスペインとの共存を望んでいる」と主張している。 事前の世論調査で終盤まで独立賛成派と反対派の支持が拮抗(きっこう)する中、有権者は極めて高い関心を示した。投票率は約82%と、前回の75%を大きく上回った。(2017/12/22-23:42)
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